映画『国宝』、観終わったあと「あの子役、誰……?」ってすぐスマホで調べませんでしたか?
興行収入200億円を突破し、邦画実写の歴史を塗り替えた本作。吉沢亮さんと横浜流星さんの圧巻の歌舞伎シーンに息を呑んだ方は多いと思うんですが、冒頭の少年時代パートで一気に心を持っていかれたという声が本当に多いんですよね。特に、少年・喜久雄を演じた黒川想矢さんと、少年・俊介を演じた越山敬達さん。この二人の存在感が、ただの「子役パート」で終わらない凄みを放っていて。
この記事では、映画『国宝』の子役キャスト全員の役柄紹介から、吉沢亮さんが舞台挨拶で語った絶賛コメント、越山敬達さん・黒川想矢さんそれぞれの経歴と演技の魅力、さらにSNSで話題になったシーンの考察まで、まるっとお届けしますね。
調べていくと、この二人のキャスティングには李相日監督の確かな”目”があって、ただ顔が似ているから選ばれたわけじゃないことがわかってきます。そのあたりも深掘りしていくので、ぜひ最後まで読んでみてください。
映画『国宝』子役キャスト一覧──吉沢亮・横浜流星の少年時代を演じたのは誰?(越山敬達・黒川想矢)
まず最も気になるところからお伝えしますね。
映画『国宝』で少年時代を演じた子役キャストは以下の通りです。
少年・喜久雄(吉沢亮の少年時代):黒川想矢(くろかわ そうや) 少年・俊介(横浜流星の少年時代):越山敬達(こしやま けいたつ) 少女・春江(高畑充希の少女時代):根本真陽(ねもと まひろ)
この三人が、物語の序盤を力強く支えています。特に黒川想矢さんと越山敬達さんは、ただの「回想シーンの子役」というポジションにとどまらず、映画全体の感情の土台を築いているんです。
実際にスクリーンで観ると、少年パートの尺がかなりしっかり取られていることに気づきます。喜久雄が花井家に引き取られ、俊介と出会い、歌舞伎の厳しい稽古に明け暮れる日々──。ここで二人の関係性の根っこが描かれるからこそ、大人になってからの吉沢亮さんと横浜流星さんのドラマが何倍にも響いてくるんですよね。
個人的に驚いたのは、二人とも吹き替えなしで歌舞伎の舞を披露していること。あの年齢であの所作の完成度は、相当な稽古を積んだんだろうなと思わずにいられませんでした。
黒川想矢の女形に息を呑む──吉沢亮が「色っぽすぎて」と語った理由
映画『国宝』の子役キャストの中でも、特に話題を集めたのが少年・喜久雄を演じた黒川想矢さんです。
初日舞台挨拶で、吉沢亮さんは黒川さんについてこんなふうに語っています。自分の幼少期を演じた黒川さんが「色っぽすぎて」戦々恐々としていたと。さらに、現場のメイク担当者からも冗談交じりに心配されるほどだったというエピソードも明かされました。
これ、実際に映画を観ると本当にその通りで。少年・喜久雄が女形の稽古で舞を見せるシーン、あの瞬間だけ画面の空気が変わるんです。15歳の少年が発する、年齢に似つかわしくない妖艶さ。背筋がゾクッとするような感覚を覚えた方、きっと多いんじゃないでしょうか。
黒川想矢のプロフィールと経歴
黒川想矢さんは2009年生まれ、現在16歳。幼少期から子役として活動し、12歳のときに自ら舘ひろしさんの芸能プロダクション「舘プロ」に直談判して所属を果たしたという、なかなかの行動力の持ち主です。
大きな転機となったのは、2023年公開の是枝裕和監督作品『怪物』。主人公・麦野湊役を演じ、第47回日本アカデミー賞新人俳優賞、第66回ブルーリボン賞新人賞など数々の賞を受賞しています。カンヌ国際映画祭でも高く評価され、この時点で「ただの子役じゃない」と業界内の注目度は一気に上がっていました。
「国宝」での黒川想矢の演技が特別だった理由
李相日監督は、黒川さんの起用理由について、何かを見つめるときのまなざしの強さ、簡単に納得しそうにない複雑さを湛えた瞳に引き込まれたと語っています。
ここが個人的にすごく腑に落ちたポイントなんですが、喜久雄という人物は「任侠の世界から歌舞伎に入った異端児」なんですよね。その内面に秘めた野性的な強さと、女形としての妖艶さを同時に持っている必要がある。黒川さんの、骨ばった身体つきと繊細な表情の落差が、まさにそれを体現していたように感じます。
稽古シーンで上半身を見せた瞬間、引き締まった筋肉質な身体に驚かされるのに、舞のシーンでは別人のようにたおやかに変わる。この振り幅が、吉沢亮さんが演じる大人の喜久雄の「才能」に説得力を持たせている──そういう構造的な役割を、黒川さんは見事に果たしていたんです。
越山敬達が演じた少年・俊介──横浜流星への”橋渡し”が見事だったワケ
もう一人の重要な子役キャスト、越山敬達さんについても語らせてください。
越山さんが演じたのは、歌舞伎名門の御曹司・大垣俊介の少年時代。横浜流星さんが大人の俊介を演じているわけですが、映画のレビューを読んでいて興味深い意見がありました。「越山敬達から横浜流星への成長は自然に繋がる」という声が多かったんです。
これ、褒め言葉としてかなり的を射ていると思います。子役と大人の俳優のバトンタッチって、どうしても「別人感」が出てしまうことがあるんですが、越山さんの俊介は、お坊ちゃん特有の甘さと、どこか抜けきれない愛嬌があって、それが横浜流星さんの演じる俊介の「憎めなさ」とぴったり繋がっているんですよね。
越山敬達のプロフィールと受賞歴
越山敬達さんは2009年4月21日生まれ、東京都出身。スターダストプロモーション所属で、現在16歳です。
保育園の年長のころに新宿でスカウトされ、キッズモデルとしてキャリアをスタート。その後、BS-TBSの連続ドラマ『天狗の台所』でオーディションに合格し、主人公の弟・オン役を好演。美味しそうに料理を食べるシーンが視聴者の間で話題になりました。
そして2024年、奥山大史監督の映画『ぼくのお日さま』で初主演。吃音のある少年タクヤを繊細に演じ切り、第48回日本アカデミー賞新人俳優賞、第98回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞など、2024年から2025年にかけて新人賞を総なめにしました。
越山敬達の「国宝」での見どころ
越山さん自身は、舞台挨拶で「横浜流星さんの幼少期を演じることで強くなれた」と語り、俊介のにじみ出る憎めなさを”自画自賛”するお茶目な一面も見せています。
映画の中で個人的に印象的だったのは、稽古場で喜久雄と並んで踊るシーンです。黒川さんの喜久雄が”天才のオーラ”を放つのに対して、越山さんの俊介は正統派の美しさがある。声の低さも含めて、二人のコントラストが絶妙で、この少年パートだけで一本の映画になりそうなほどの密度がありました。
歌舞伎指導を担当した中村鴈治郎さんも、黒川さんと越山さんの「努力とガッツに脱帽」とコメントしていて、プロの歌舞伎役者からこの言葉が出てくること自体が、二人の真剣さを物語っていますよね。
キャスト相関図で見る子役たちの位置づけ──物語の”土台”を支えた少年時代パート(黒川想矢・越山敬達・根本真陽)
映画『国宝』のキャスト構成を改めて整理すると、子役パートがいかに重要かが浮かび上がってきます。
主人公サイド
- 立花喜久雄(大人):吉沢亮 ← 少年期:黒川想矢
- 福田春江(大人):高畑充希 ← 少女期:根本真陽
- 立花権五郎(喜久雄の父):永瀬正敏
歌舞伎名門サイド
- 大垣俊介(大人):横浜流星 ← 少年期:越山敬達
- 花井半二郎(師匠):渡辺謙
- 大垣幸子(俊介の母):寺島しのぶ
この構造で注目したいのは、物語の核心である「喜久雄と俊介の関係性」が少年時代に始まるということ。二人が初めて出会い、ぶつかり合い、認め合うまでの過程は、すべて黒川さんと越山さんのパートで描かれます。
ここが薄いと、後半3時間近くにわたるドラマの感情の重みが全く変わってきてしまう。李相日監督がこの少年パートに長めの尺を取った判断は、映画全体の完成度を考えると大正解だったと感じています。
脚本の奥寺佐渡子さんは、原作の上下巻800ページにおよぶ壮大な物語を一本の映画にまとめるにあたって、省略する部分も当然あったはずです。それでも少年時代をしっかり残したのは、この映画の感情的な説得力に直結する判断だったんだなと。
SNSで話題沸騰!子役キャスト(黒川想矢・越山敬達・根本真陽)への驚きの声と反響まとめ
映画『国宝』の公開後、SNSでは子役キャストへの反響がとにかく大きかったんです。
黒川想矢さんに対しては、「あの年齢でなんであの色気が出せるの」という驚きの声が本当に多くて。「昔話で人間を化かす妖怪ってこんな感じなんだろうな」という表現には思わず頷いてしまいました。背中一面のミミズクモチーフのタトゥー(もちろん撮影用)のオフショットがInstagramで公開されると、国内外のファンから驚きのコメントが殺到しています。
越山敬達さんについては、「俊介の少年時代から成長した先に横浜流星がいるのは頷ける」という声や、「この二人の少年パートだけでずっと観ていたかった」という感想がタイムラインにあふれていました。
また、歌舞伎界からの反応も印象的でした。市川團十郎さんをはじめとする現役の歌舞伎俳優たちがこぞって鑑賞・絶賛したことで、映画の話題性がさらに広がっていったんですよね。中村鴈治郎さんが稽古シーンについて「僕たちのときはもっと厳しかった」とコメントしたことも話題になり、あの厳しい稽古シーンがリアルなものだったことを裏付ける形になりました。
個人的に、SNSの反応で一番グッときたのは「喜久雄と俊介の幼少期からずーーーっと隙がなく素晴らしい」という言葉。本当にその通りで、少年パートから大人パートへの移行に一切の違和感がない。これは子役二人の演技力と、吉沢亮さん・横浜流星さんの受け渡しの見事さ、両方があってこそ成立しているんだと思います。
「子役から成人キャストへ」のバトンタッチが成功した演出の秘密(黒川想矢・越山敬達・根本真陽)
ここからは少し踏み込んだ考察になりますが、この映画の子役パートがなぜここまで強い印象を残すのか、演出面から考えてみたいと思います。
一般的に、同一人物の少年期と大人期を別の俳優が演じる場合、「顔の一致度」がよく問題になります。実際、映画レビューの中には「黒川想矢の成長した先にあるのは吉沢亮ではなく菅田将暉なのでは」という意見もありました。顔立ちの系統が違うという指摘ですね。
でも李相日監督が重視したのは、おそらく「顔の類似」ではなく「内面の連続性」だったんじゃないかと。
黒川さんが持つ「まなざしの強さ」と「複雑さを湛えた瞳」──これは、吉沢亮さんが演じる喜久雄の「芸に憑りつかれた人間の業」と明確に繋がっています。顔が似ていなくても、目の奥に宿る感情の質が一致していれば、観客は無意識にその連続性を受け入れる。このキャスティング判断は、脚本家の奥寺佐渡子さんが『サマー・ウォーズ』で見せたような、感情のロジックで物語を構築するアプローチと通じるものがありますよね。
一方、越山さんから横浜流星さんへのバトンタッチは、より自然な「外見の連続性」も感じられるキャスティング。甘さと品の良さ、そしてどこか不器用な愛嬌が共通しているんです。これは意図的な対比だった可能性が高くて、「喜久雄サイドは内面で繋ぐ」「俊介サイドは外見でも繋ぐ」というダブルスタンダードが、二人のキャラクターの本質的な違いを観客に無意識に伝えていると感じました。
この考察は私の個人的な読み解きですが、李相日監督の過去作『悪人』『怒り』でのキャスティングの傾向を考えると、あながち外れていない気がしています。
今後の活躍が楽しみ!黒川想矢・越山敬達の次回出演作と展望
映画『国宝』で大きな注目を集めた二人の今後も気になりますよね。
黒川想矢さんは、2025年公開の『この夏の星を見る』にも出演。都会に住む中学生役で、コロナ禍の閉塞感の中で夜空に希望を見出す少年を演じています。さらに2026年には映画『GEMNIBUS vol.2』『免許返納!?』への出演も決定。舘ひろしさんとの共演作もあり、着実にフィルモグラフィーを積み重ねています。ある映画評論家が語っていた「数年もしないうちに『国宝で少年期を演じた~』という枕詞など必要のない役者に成長するはず」という言葉が、とても説得力を持って響きます。
越山敬達さんは、2025年のフジテレビドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』に出演。磯村勇斗さん、堀田真由さんらと共演し、同世代の群像劇の中で存在感を発揮しています。また、EBiDANのメンバーとしてアーティスト活動も行っており、俳優業と音楽活動の両輪で活躍の場を広げています。
興味深いのは、二人がプライベートでも良い関係を築いていること。黒川さんはファッションイベント「ガールズアワード」の舞台裏で、越山さんについて「会うたびに肌白いなとかかっこいいなと思う」と語っていて、『国宝』の撮影を通じて生まれた絆が続いている様子がうかがえます。
まとめ──映画『国宝』の子役キャストが残した”本物の爪痕”
映画『国宝』は、吉沢亮さんと横浜流星さんの1年半にわたる歌舞伎の稽古、李相日監督の妥協なき演出、そして豪華キャスト陣の熱演が結実した、まさに邦画の歴史に刻まれる作品です。
その壮大な物語の出発点を担った黒川想矢さんと越山敬達さん。二人とも2009年生まれの16歳。「子役」という言葉ではもう収まりきらない表現力で、映画の序盤から観客の心を鷲掴みにしました。
興行収入200億円を突破し、第98回アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされるなど、世界的にも評価が高まっている本作。その感動の根っこには、あの少年時代パートの力があることを、ぜひ覚えておいてほしいなと思います。
まだ映画を観ていない方は、ぜひ少年パートの二人の「目」に注目して観てみてください。きっと、大人パートの感動が何倍にもなりますよ。
この記事が参考になったら、ぜひまた次回も遊びに来てくださいね。

